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産前・産後の体を整える運動のお話①運動のメリット・重要性について

健康/美容/ダイエット

産前産後の運動の重要性が一般の方へも認知されてきた一方で、
提供できる場所が限られるのが課題…

妊娠に伴いお金もかかることですので、
どうにかして安全に、経済的な負担を軽減した運動習慣を
提供できないかと考えています。

そんなにおける運動の重要性について、
改めて考えるお話から 🔥思考を加速させていきます🔥

産前ではそもそも運動したらどんなメリットがあるの?

運動が必要?と考える方もいると思います。 分娩に立ち向かえる体力の重要性からお話します。

そもそも分娩は一種のアスリートの競技活動と同じであり、分時換気量が140〜200%増加し、活動期には酸素需要が供給を上回り乳酸が産生されるといわれています(Kepley et al., 2024)。

学生時代に運動したらよく出てきたあのワード(乳酸)が分娩時に産生されます。
つまり、出産という行為は、運動競技くらいに体に対してかなり負荷がかかるわけです

そして、期分けした周産期トレーニングプログラムを実施することは、多くの健康上の利益をもたらすだけでなく、妊娠、出産、産後の各期間に妊婦が経験する身体的、心理的な困難に備えることができるとも言われています(Kepley et al., 2024)。


運動することで、産める体を整える必要性をご理解いただけますと幸いです。

🏃‍♀️ 妊娠中の運動に関するエビデンス

妊娠中における運動のエビデンスは昨今様々報告されています!

合併症の減少

運動介入を運動なしと比較したランダム化比較試験では、臨床的に子癇前症(妊娠高血圧腎症)、妊娠糖尿病、妊娠高血圧症、尿失禁、巨大児、器械分娩、うつ病などの発症が平均43%有意に減少ししたとの報告があります(Davenport et al., 2018a, 2018b, 2018c, 2019)。

俗説の否定

妊娠中の身体活動(PA)が早産、流産、死産、低出生体重児、巨大児出生のリスクを上昇させることはなく、むしろこれらの結果を予防する可能性があると報告されています(Davenport et al., 2018; DiPietro et al., 2019)。

高重量・息みの安全性

80%1RM以上の高重量レジスタンストレーニング(RT)を出産まで継続した妊婦は、中止した妊婦に比べ、子癇前症や妊娠糖尿病などの有害転帰が約50%減少しました (Schoenfeld et al., 2020)。また、バルサルバ法(息み)を用いた90%10RMでの仰臥位ベンチプレス中も、母体や胎児に苦痛の徴候は認められなかったという研究があります (Prevett et al., 2025)。

高強度インターバルの安全性

推定最大心拍数の80〜90%で行う高強度インターバルトレーニング(HIIT)においても、胎児の心拍数応答は正常範囲内にあり (Brik et al., 2017)、最大心拍数90%以上のHIITでも胎児の心拍数は安定して維持され、安全に出産前の運動処方に組み込めることが示されています (Witvrouwen et al., 2023)。


推定最大心拍数80〜90%は若い人でいうと、
あいみょんの「君はロックを聴かない」の歌詞「僕の心臓のBPMは 190になったぞ」くらい
ドキドキしてます。

次世代へのメリット

運動量の多い母親から生まれた子どもは、妊娠中に海馬の発達が促進されるため、知能や記憶力が高くなるといわれています (Labonte-Lemoyne et al., 2017)。
また、頑健な臓器(特に強く運動能力の高い心臓)の発達に寄与し (Clapp, 2006)、大人になってからも微細・粗大運動スキルの持続的向上を示すといわれています (Ahlqvist et al., 2021)。
糖尿病などの代謝性疾患のリスクも低下させ (May et al., 2018)、活動的な母親から生まれた女の子は運動に対する素因を持つため、効果が3世代(孫の代)まで引き継がれる可能性が示唆されています (Koschel, 2025)。

ここまで聞いたら、自分の人生を守るため愛するわが子を守るために、運動を選択するメリットはたくさんあるのではないでしょうか??

運動の安全性や限界について

運動を実際に行おう!
と思い立った場合、どのように進めていけば安全でしょうか?


ACOG(米国産婦人科学会)はQ&A(2025年)の中で妊娠中の運動(Exercise)に対してこのように
回答しています。

健康状態が良好で、妊娠経過も順調であれば、定期的な運動(Exercise)を継続したり、新たに始めたりしても問題ありません。
運動によって流産、低出生体重児、早産のリスクが高まることはありません。
妊娠初期の検診時に、産婦人科医と運動について話し合うことは依然として重要です。産婦人科医から運動の許可が出たら、安全にできる運動について相談することができます。

https://www.acog.org/womens-health/faqs/exercise-during-pregnancy(参照日:2026年5月18日)

日本の基準はどうでしょう??
日本では”スポーツ”に対して、妊娠スポーツの安全管理基準というものが2019年に報告されています。

母児の条件 
現在の妊娠経過が正常で,かつ以下の条件を満たしている.
1)後期流産・早産の既往がないこと.
2)偶発合併症,産科合併症がないこと.
3)単胎妊娠で胎児の発育に異常が認められないこと.
4)妊娠成立後にスポーツを開始する場合は,原則として
  妊娠12週以降であること.
5)スポーツの終了時期は,異常が認められない場合には,
特に制限しない.

https://www.rinspo.jp/files/proposal_28-1-01.pdf(参照日:2026年5月18日)

1.主治医の元で安全性が確認
2.具体的な運動への道が開ける

抽象的にはこういう流れで安全に運動を始めていけると考えて大丈夫です。

自分で判断するのは、リスクが高く、手探りで「暗闇で崖の横を歩いているような」状況と
なりますので、主治医の先生の意見を聞くことがとても大切です。

実際の流れと問題点

実際に運動始める許可が下りました!そのあとでどのような運動をしていけばいいのでしょう?
考えるべきは”妊娠に伴う体の変化”です。

次回はここについて記事を作っていこうと思います!

さいごに

⚠️ 医療に関する免責事項
本記事は一般的な情報提供のみを目的としており、専門的な医療アドバイス、診断、または治療に代わるものではありません。
スポーツ、運動、トレーニング等を開始する前には、必ず担当医師等に相談し許可を得てください。運動中に異常(子宮収縮、出血、めまい等)が現れた場合は直ちに中止し、医療機関を受診してください。

自己紹介
~この記事を書いた人~

地域の健康にかかわる一般人です!
~趣味~
お笑い、運動、勉強
主な資格
【中学校・高等学校教諭一種免許状(保険・体育)】
【健康運動指導士】【NSCA-CSCS】
~意気込み~
主に勉強のアウトプットと雑費なブログ投稿をしていきます

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