~理学療法国家試験対策~平衡感覚について

理学療法国家試験

はじめに

こんにちはみおしんです!
本日は、バランス機能にも関わる平衡感覚について勉強をしていきたいと思います。
運動解剖生理は基礎科目として原点はしたくない項目ですのでしっかり理解していきたいと思います!

平衡感覚とは?

まずは平衡感覚について、そもそもどのような感覚なのかをテキストを踏まえておさらいしましょう。

平衡感覚を受容する平衡器官は、内耳に存在し、前庭器官と呼ばれる。
前庭器官には、前庭と半規管がある。前庭は直線的な動き(直線加速度)を、半規管は回転運動(角加速度)を検出する。

内田さえ.佐伯由香.原田玲子:体の構造と機能 第4版.医歯薬出版.2015

存在している場所は、耳の内耳あり、前庭器官には2つ前庭と半規管がある。
さらに、前庭は、直線の動き、半規管は回転運動の感覚を検出する役割なのですね…
どっちがどっちかわかりにくいので、半規管の半は半回転ループ(フィギュアスケートの技でくるっと回る)と覚えましょう…もう少し細かく前庭と半規管について確認をしましょう

前庭について

前庭には卵形嚢と球形嚢が存在し、耳石器ともよばれ、それぞれの内部にある平衡砂(耳石)の表面に有毛細胞がならんでおり、それらのずれにより直線加速度を感知します。卵形嚢は横(水平方向)への加速度を感知し、球形嚢は縦(垂直方向)への加速度を感知します。
つまり平衡砂(耳石)が動くことにより、加速度を感知しているわけで、方向により卵形嚢と球形嚢が働くといえます。覚え方は、卵がころころ横に転がる、ピンポン玉(球)は上下に動くで覚えています。

半規管について

まずはテキストより確認をしていきます。

半規管は各半規管の膨大部にあり、膨大部稜には有毛細胞が並んでいます。回転加速度が加わると半規管の内リンパが回転に伴って、相対的な流れを起こし、有毛細胞が刺激され興奮する。

内田さえ.佐伯由香.原田玲子:体の構造と機能 第4版.医歯薬出版.2015

半規管では、前庭とは違い、回転運動が加わると、有毛細胞が内リンパの動きを検知します。
上記同様に半回転ループで覚えましょう!
また、この有毛細胞にはゼラチン状の構造物含んでおりクプラと呼ばれます。
良く国家試験では問われるので、クプラと蝸牛にあるコルチ器がごっちゃにならないように注意しましょう…

まとめ

今回は前庭と半規管について勉強を行いました。
基礎科目ではありますが、ただ問題を解くのではなく、「なぜ?なに?」を追求しながら勉強を今後も励んでいきたいと思います。次回は、目の解剖と耳(蝸牛)についての勉強を行っていきたいと思います!

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