【高齢者様・ご家族様必見】転倒予防の秘訣は〇〇⁉︎

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はじめに

北海道ではすっかり雪が降り根雪(冬の間に積もった雪が溶けずに残っている)という状態になってます。道路はほんとにつるつるです…周囲でも「転倒してしまいました」という方がちらほらと…

転倒に伴う怪我や転倒に対する恐怖は外出機会の減少のリスク、さらには身体活動レベルの低下や骨折など人々の生活と深く関係しています。

今回は、転倒を起こす要因と高齢者を対象に運動で予防・改善できるもの、そしてそのエクササイズについて投稿していきます!
本日は第一弾として、「転倒を起こす要因と何から始めたらいいのか」を確認していきましょう💪」

転倒を起こす要因について

少し堅苦しいお話となりますが転倒に関わる背景を確認していきましょう!
転倒の要因は大きく2つあるといわれています。

それが、内的要因外的要因です。
転倒には両方の要因が影響されるといわれています(1)。

内的要因:高齢、女性、多剤治療、身体活動不足筋力低下バランス不良異常な歩行、中枢神経系に影響を与える薬物、起立性低血圧、関節炎や糖尿病などの慢性疾患、肥満、視力低下、認知機能障害や不安といった心理的問題(2,3,4,5,6)。

外的要因:バリア(バリアフリーがないと想像しましょう)、つまずきの危険滑りやすい床照明不足不適切な履物や足の問題、一人暮らしや支援体制の制限といった社会経済的要因(7,8,9)。

なんだかたくさんあって、何から手をつけたらいいのかわからないですね。
「まずは何を行うか」を決めるために一つ論文を確認しましょう!

紹介する論文について

なるべくざっくりとわかりやすくまとめてみました。

紹介する論文は転倒との関係について、オーストラリアの男女1533人を対象とした15年の追跡研究です(10)。

この研究の結果では、転倒の主な予測因子には年齢、性別(女性)、糖尿病、股関節屈曲筋力が含まれていたと報告しています。

・転倒の有無について、この研究では転倒があったのかないのかは、自己申告制で行っております。「横たわっている、座っている、立っている姿勢の後に、意図せずに突然地面に倒れ込むこと」と定義されています。事故などの影響は除外されています。

・女性が転倒の要因??と思うかもしれません。
こちらについては、更年期による筋肉量低下や男性に比べ家事や介護など社会的な
行動要因によるリスクを増加などが考察されています。

・研究の結果より、糖尿病股関節屈曲筋力は身体活動量増加や運動や食事より改善予防ができるものであり、さらに糖尿病による感覚障害や視力低下を予防することができ転倒への予防の重要性が伺えるとも考察しております。

このことから…転倒を防ぐためにまずは、「身体活動量増加や運動」に目を向けてみることは大事なのではないでしょうか?

運動を少しずつでも継続していただくと、ふと感じることがあると思います。

  • なんだか最近足取りが良くなった気がする
  • 階段の上り下りが楽になった
  • 長い距離を歩いても疲れにくくなった など…

それぞれのレベルにより様々だとは思いますが運動や身体活動の量を増やしてあげると、このような効果が少しでもみられることがとても多いです。
※運動による危険のある疾患の問題や栄養的な問題がない場合で述べています。

ただし、体重については、大きな変化がない…という方が多いかと思われます。
そんな人のために↓こちらの記事↓でその理由についてご紹介していますので、是非ご覧ください。

さいごに

いかがでしたか?
客観性をもって「何から始めるか」を理解することはとても大切なことだと思います。
昔の高校や中学の部活とは違うので、辛いことを行い忍耐を鍛える必要はないのです。

今回は転倒予防の取り組みとして身体活動量を上げること、そして筋力をつけていく事の
重要性(特に脚)をお話しました。

次回は、②として実際に自宅で行える運動についてをご紹介します。
次回の記事はご自宅で過ごしている高齢者の方、そのご家族様に向けて
①測定 ②運動 ③効果判定についてを動画を交えてご説明しようと思います。

ではでは。

引用・参考文献

(1)S. Nugraha, S. Sabarinah, I.H. Susilowati, T.B. Rahardjo Intrinsic and extrinsic risk factor for fall among community dwelling Indonesian elderly. Open Access Maced J Med Sci, 10 (B) (2022), pp. 619-624
(2)A.F. Ambrose, G. Paul, J.M. Hausdorff Risk factors for falls among older adults: a review of the literature Maturitas, 75 (1) (2013), pp. 51-61
(3)S.S.Y. Yeung, E.M. Reijnierse, V.K. Pham, M.C. Trappenburg, W.K. Lim, C.G.M. Meskers, et al.Sarcopenia and its association with falls and fractures in older adults: a systematic review and meta-analysis J Cachexia Sarcopenia Muscle, 10 (3) (2019), pp. 485-500
(4)Y. Paliwal, P.W. Slattum, S.M. Ratliff Chronic health conditions as a risk factor for falls among the community-dwelling US older adults: a zero-inflated regression modeling approach Biomed Res Int, 2017 (2017), Article 5146378
(5)L.N. Saftari, O.-S. Kwon Ageing vision and falls: a review J Physiol Anthropol, 37 (1) (2018), p. 11
(6)K.L. Holloway-kew, L.J. Williams, S.L. Brennan-Olsen, A.G. Morse, M.A. Kotowicz, G.C. Nicholson, et al.Anxiety disorders and falls among older adults J Affect Disord, 205 (2016), pp. 20-27
(7)S. Lee (2021),Falls associated with indoor and outdoor environmental hazards among communitydwelling older adults between men and womenBMC Geriatr, 21 p. 547
(8)Jennifer L. Kelsey, Elizabeth Procter-Gray, Uyen-Sa D.T. Nguyen, Wenjun Li, Douglas P. Kiel, M.T Hannan (2010)Footwear and falls in the home among older individuals in the MOBILIZE Boston study Footwear Sci, 2 (3), pp. 123-129
(9)T. Kim, S.D. Choi, S. Xiong(2020)Epidemiology of fall and its socioeconomic risk factors in community-dwelling Korean elderly PLoS One, 15 (6), Article e0234787
(10)Yosef, Tewodros, et al.(2025)”Trends and determinants of falls: A generalized estimating equations modelling approach using serial data from the geelong osteoporosis study.” Injury 56.4:112298.


自己紹介
~この記事を書いた人~

理学療法士を目指す学生です
~趣味~
カフェ巡り、運動、おいしいものを食べること
主な資格
【中学校・高等学校教諭一種免許状(保険・体育)】
【健康運動指導士】【NSCA-CSCS】
~意気込み~
国家試験を合格し、臨床に出て活躍できるように勉強を頑張ります!
主に勉強のアウトプットを目的に投稿していきます

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