ダイエット後のリバウンドはどうやって防ぐの⁉

健康/美容/ダイエット

「入院後体重が減ったのに、退院したら体重が入院前より増えた」
「減量でジムに通ったがダイエットに成功したのに体重が戻ってしまった」

そのような経験はないでしょうか??

今回はそんなリバウンドに関する研究をベースに
リバウンドを経験してしまった人だけではなく、
ダイエットに取り組んでいる人、これから頑張りたい人へ向けて

情報提供ができればと思います。

はじめに ~リバウンドと追跡研究~

リバウンドとは減量後、再び体重が増加することを指します。

ダイエットなどで体重を減量後、どの程度の人がリバウンドをしてしまうのか、
研究では、約90~95%の人が減量後にリバウンドをしてしまったとの報告もあります
(Rosenbaumら,1997)。

また、減量1年後の体重を調査したものでは、運動と食事療法で減量した場合でも2.4㎏戻っているとの治療後のリバウンドの報告もあります(Millerら,1997)。

実際に、介入をさせていただいている人でもリバウンドを経験している人が多く、
「減量(ダイエット)」を目的に運動や食事を見直ししても、目的が達成すると、
生活が元通り(ダイエット前の生活)になってしまう方がとても多い印象を抱きます。

リバウンドに関連のある行動や心理特性

生活の中の活動量に変化はありませんか?

筑波大学の研究により、肥満者の6ヵ月間の減量支援が2年間で効果が消失し、身体活動量がリバウンド予防に重要であることが示唆されています(筑波大学,2014)。

研究のポイント

  • 6ヵ月間の減量介入後、2年間の追跡調査を実施し、リバウンドの状況を分析。
  • 集団型減量支援(集団プログラム)の効果は、減量後1年で半減し、2年後には完全に消失。
  • 身体活動量の増加がリバウンド予防に寄与する可能性が示唆されました。 ​ ​

研究内容と成果

  • 体重減少率が最も高い群では、歩数が2607歩、活動時間が21分増加しており、身体活動の増加がリバウンド予防に寄与することが示されました。
  • ​特に集団型減量支援(減量プログラム)を受けた群でリバウンドが大きく、集団型減量支援は短期的な減量効果は高めますが、長期的な体重維持にはつながらないことが明らかとなりました。

この研究から考えられること

減量後において、身体活動量(生活の中で動く時間)を維持できるか、減量中の運動を
無理なく運動を継続できているかが、リバウンドを防ぐための手段となりそうですね。

食事に対する意識は変わりありませんか?

(山口,2007)の研究では、リバウンドは経過期間と相関して発現(減量終了時からの期間が長いほどリバウンドとの関係がみられる)、リバウンドをしてしまった方では食事を抑制しない傾向がみられ、環境や外的刺激に影響を受けやすく、不安や怒りから食行動を起こす傾向があることが示唆されています。

研究のポイント

  • 対象:減量プログラムを終了した肥満女性60名を対象
  • 方法:参加者を以下の4グループに分け、6か月間の介入を実施。
       その後、数年の期間を空け、数か月以下4つの介入により体重の変化を確認した。
    1. 非介入群:支援なし。
    2. 電話群:情緒的サポートを電話で提供。
    3. ニューズレター群:健康・栄養情報を提供。
    4. 電話とニューズレター併用群:両方を組み合わせた支援。
  • 測定:体重変化、BMI増加量 食行動
        抑制的摂食:摂食を抑制する傾向を示す
        外発的摂食:食物の味や匂いといった外的刺激により喚起さ れる摂食行動を
              示す
        情動的摂食:怒り、不安等といった内的覚醒によって引き起こされる摂食傾向
              を示す
       精神的健康(GHQ):得点が低い方が精神的に安定しているとされている

成果

  • 電話とニューズレター(健康栄養情報の提供)を併用したグループが最も効果的で、体重増加を抑制。
  • BMIと抑制的摂取得点との間に負の相関関係、BMIと情緒的摂取得点、外発的摂取得点、GHQとの間に正の相関関係が示され、リバウンドの原因に食事抑制不足、外的刺激や情緒的要因に影響されやすいことが示された。
  • また精神的健康が安定している女性ほどリバウンドが少ない傾向であった。

この研究から考えられること
減量後に心的・外的な要因によりリバウンドが起こりやすいことを念頭に置きましょう。
私が行うのであれば、減量する時期と増量する時期をしっかり分ける事。つまり期限を決めて減量と増量を繰り返していく事がリバウンドへの対処として有効であるのではと考えます。

おわりに ~まとめ~

今回のまとめから言えることは、減量後の生活も意識をもって
取り組んでいかないといけないということです。
まずは、自身の生活を改めて振り返ってみましょう

ダイエット中に比べ、減量後(ダイエット後)に、活動量や食生活は乱れていませんか?
乱れている方は、何があって乱れているのか確認してみましょう。

例)仕事でストレスが溜まりつい、ファストフードを食べてしまう 
  →ダイエット中にはしてなかったかな?など
   ダイエット後、運動は全くしなくなったなど

自身の生活の振り返りやその後の目標達成支援など、
ご不安がある方はぜひ、個別でご対応させていただきますのでぜひ
ご連絡ください!

それではまた!

参考文献

・Rosenbaum,M., Leibel,R.L. and Hirsch,J.: Obesity, N.Engl.J.Med., 337, 396-407 (1997)
・Miller,W.C., Koceja,D.M. and Hamilton,E.J.: A meta – analysis of the past 25 years of weight loss research using diet, exercise or diet plus exercise intervention, Int.J. Obesity, 21, 941-947 (1997)
・https://www.tsukuba.ac.jp/journal/medicine-health/20141204140018.html(閲覧日:2025年8月29日)
・山口節子:減量した肥満女性におけるリバウンドの原因と電話・ニ ューズレターによる介入効果.栄養学雑誌,65,(1),21-28(2007)

自己紹介
~この記事を書いた人~

理学療法士を目指す学生です
~趣味~
カフェ巡り、運動、おいしいものを食べること
主な資格
【中学校・高等学校教諭一種免許状(保険・体育)】
【健康運動指導士】【NSCA-CSCS】
~意気込み~
国家試験を合格し、臨床に出て活躍できるように勉強を頑張ります!
主に勉強のアウトプットを目的に投稿していきます

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