はじめに
前回は運動制御(モーターコントロール)の必要性についてお話を致しました。
今回はモーターコントロールの評価や運動についてお話ができればと思います。
前回の投稿につきましては、こちらをご覧ください!
モーターコントロール評価
モーターコントロールのその前に…
実際に動作を行う前にまずは自分の姿勢を見てみましょう。
目指すべき姿勢は生理的なS字カーブです。脊柱は生理的頸椎の前彎、胸椎の後彎、腰椎の前彎をしています。

脊柱(背骨)に負担をかけない姿勢で動作を行うことで、組織への負担を軽減させ、腰痛の予防や軽減を目指します。
また、IAP(腹腔内圧)には脊柱伸展作用があるとされています(1)、
逆説的に言うと脊柱の伸展により腹腔内圧を高めることができると考えることができます。
このことから前に頭が出ているストレートネックや姿勢の悪い猫背では腹部ではインナーマッスルが働きにくい姿勢となります(腹圧がかかりにくく、モーターコントロールしにくい姿勢と考えます)。
※過度な脊柱の伸展(反り腰や過度な胸の突き出し)がいいわけではありません。
背骨や過度な反り腰は椎間板の一部分へストレスを増大させたり、関節への局所的なストレスを増大させる可能性があります。
負担の少ない姿勢で意識したいのは以下の3点です。
1.顎を引く 2.肩甲骨を寄せる 3.お腹を引き締める(たんでんに力を入れる)

モーターコントロールの評価
モーターコントロール(運動制御)のテストにはluomajokiテストといわれるものがございます(2)。
このテストは非特異的腰痛(痛みの病態や解剖学的原因が無い)患者における運動制御(モーターコントロール)機能障害を評価するためのテストです。
腰痛患者がこのテストを行った場合、健常者と比べて運動コントロールに明らかな有意差な差があったと報告されています(3)。
こののテストは下記の項目で構成されています。
1,お辞儀テスト:お辞儀をしたときに体が沿ってたり、曲がってないかテスト
2.骨盤の動きテスト:可動性はあるか
3.片足立ちテスト:バランスよく立てるか
4.椅子で膝伸ばしテスト(30-50° 膝の伸展は正常)
5.四つ這いテスト
5-1お尻を引いたときに:背中が丸くならないか
5-2お尻を前に出した時:背中が剃らないか
6.うつ伏せテスト:お尻が浮き上がらないか(可動域の制限の影響も注意)
こちらのテストの測定評価方法についてはやや難しい所もありますので、
なるべく一般の方でも簡易的に評価できるようにNOTEにて動画を公開してますのでぜひご覧ください
参考文献
(1)D L BARTELINK(1957)The role of abdominal pressure in relieving the pressure on the lumbar intervertebral discs,Bone&Joint,Nov;39(4),718-25(5)
(2)Hannu Luomajoki , Jan Kool, Eling D de Bruin, Olavi Airaksinen(2007)Reliability of movement control tests in the lumbar spine.BMC Musculoskelet Disord.






