はじめに
こんにちはみおしんです!
本日は整形疾患である肩腱板断裂についての病態とポイント、リハビリについて学習をしていこうと思います!
肩腱板断裂について
腱板の断裂により、疼痛と断裂した筋の筋力低下を生じる疾患。
引用(1) 医療情報科学研究所(編):病気がみえるvol.11 運動器・整形外科.メディックメディア.2017
肩関節は体の外側に、三角筋などの大きい筋が付着していますが、それよりも深部には、
ローテーターカフと呼ばれる4つの筋が存在します。
| 名称 | 神経 | 起始 | 停止 | 作用 |
| 棘上筋 | 肩甲上神経 | 棘上窩 | 大結節 | 外転 |
| 棘下筋 | 肩甲上神経 | 棘下窩 | 大結節 | 外転、外旋 |
| 小円筋 | 腋窩神経 | 肩甲骨外側縁 | 小結節 | 外旋 |
| 肩甲下筋 | 肩甲下神経 | 肩甲下窩 | 小結節稜 | 内旋 |
これら4つの筋は肩関節を囲み補強する役割を担っている筋です。
つまり筋の断裂により補強がおろそかになった結果、疼痛が出たりと日常生活に支障をきたすというわけです。
肩が使えない=車で後ろの荷物をとれない、髪を洗いにくい、ドライヤーがおっくう、趣味活動がつらいなど様々な支障が日常生活に影響を与えることが想像できます。
疾患の特徴について
この疾患は男性に多く、発症年齢は60代がピークとされています(2)。
疼痛がの出現は、安静時、運動時、また夜間時の疼痛が確認されることも疾患の特徴です(1,2)。
もともと整形外科のクリニックでリハビリ助手としてアルバイトをしておりましたが、女性の患者様が多い印象でしたので主観的な判断がいかに恐ろしいかを実感して反省してます…
また、好発はありますがこのような特徴もございます。
若年者でも野球やラグビーなどで腱板断裂を起こすことがあり,これは外傷性断裂と呼ばれる.
引用(3) 井樋 栄二:腱板断裂の治療とリハビリテーション.Jpn J Rehabil Med.56.(8).2019
ちなみにここについては模試でも問われたこともあり、特に注意が必要です…
治療方法について
治療方法は保存療法と手術療法に分けられます(1,2,3,4)。
第一選択は保存療法が適応となりますが、十分な効果が得られない場合には手術療法が選択されるそうで、手術は鏡視下腱板修復術という手術が一般的に行われるようです(3,4)。
術後の経過に関する注意について
ここからは、鏡視下腱板修復術後の理学療法を行う上でのポイントについてご説明を致します。
腱板断裂術後では外転装具が適応になることが多く、この外転装具をつけている期間がとても重要になります!
どの文献でも、再断裂を防止するために、6週間という期間外転装具を用い固定することが記載されおります(3,4)。また、術後6週間から6か月の間で再断裂が起こりやすいため注意が必要とのことです(5)。
この間の運動療法については、肩内転動作以外の等尺性の外転運動(三角筋をメインに)や他動的なROM運動から開始し徐々に自動運動などに拡大していくようです(4)。
実際の臨床場面では、クリニカルパスに沿ったりすることも多いと思いますが、中身の理解はとても大切だと感じました…
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、腱板断裂について勉強を行いました!文章が多くなってしまいましたが、まとめとして
・男性に多くピークは60代
・外傷性の腱板断裂もある
・第一選択は保存療法
・鏡視下腱板修復術後において外転装具は6週間程度用い患部を固定する
この辺りが国家試験においては非常に大切だと思います!
参考文献
(1) 医療情報科学研究所(編):病気がみえるvol.11 運動器・整形外科.メディックメディア.2017
(2) https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/rotator_cuff_tear.html(参照日:2024年1月8日)
(3) 井樋 栄二:腱板断裂の治療とリハビリテーション.Jpn J Rehabil Med.56.(8).2019
(4) 石川博明:運動器疾患の術後評価のポイントこれだけは押さえておこう! 9 腱板断裂. PTジャーナル.54.(12).2020
(5) Iannotti JP, et al:Time to failure after rotator cuff repair:a prospective imaging study. J Bone Joint Surg Am 2013;95:965‒971





